バドミントンの一本張りについて、機械張りの固定クランプでは、色々やり方がネットで上がっていますが、フローティングクランプ(固定されていないクランプ)のやり方は見当たらなかったので、自分の備忘録としてまとめておこうと思います。
必要な道具として、スターティングクランプを使用します。
フローティングクランプでの一本張りについて
ここでは、一本張りと二本張りの違いについてなどは、色々先人の方達が書いてくれているので、割愛します。
これまでは、フローティングクランプのみでは、上手く一本張りできなかったのですが、スターティングクランプを購入したことにより、それなりに満足いくように張れるようになったので、そのやり方を記載します。
スターティングクランプとはこのような道具です。
なお、一本張りのメリットデメリットは、色々ありますが、私は、一本張りの方が、結ぶ箇所が少なく、緩みにくいという観点から、採用しています。
縦張り
一本張りのためにラケット14本くらいのガットが必要になります。そして、ショート側を5.5本として、その場所に印をつけます。
印の場所をラケットトップの真ん中に来るようにして、4本縦にガットを通し、2本まとめてテンションをかけます。ただ、これまでは、ガットをはじいた音から感じるに、テンションが4本均等にかかっているようには感じられませんでした。そこで、スターティングクランプを使用して、テンションがかかるようにひと手間加えます。
2本分テンションをかけた状態で、スターティングクランプと、フローティングクランプで固定します。
その後、片側のガットを一本分戻し、一本のみでテンションをかけて、フローティングクランプで固定します。(下の写真はテンションをかけた状態のみです。この後。テンションをかけたガットと隣のガットで固定します)
これで、あとは通常通り張っていけば、テンションが均等にかけられます。
横張りについて
縦が張り終わりましたら、横張りに移ります。
色々な意見があると思いますが、私は、縦から横に移る際、隣の穴に通すのは、そこに力が集中してしまい、ラケットには悪いのではないかと思いますので、最低1つ空けるようにしています。そのため、形としてはショート側を1つ空け、ロング側を2つ空けて通すことになります。
ロング側を通して、スターティングクランプで固定します。
ショート側を通してテンションをかけた後に、先に張ったロング側を利用してフローティングクランプで固定します。あとは通常通りショート側から張っていくだけです。
最後に
固定クランプがあれば、ガット1本だけでもテンションを保持できるのですが、フローティングクランプでは、2本無いとテンションを保持できません。そのためのちょっとした工夫ですね。
固定クランプ無しの張り機の方が予算も抑えられるし、壊れる部分が少ないので長く使えると思って購入したので、工夫しながら利用していきたいものです。