D.T.Y

EAGNAS社ガット張り機Flex160の部品交換

バドミントンのガットを張るためにEagnas社のストリングマシンを購入したのが、2009年でした。それ以降、何本分のガットを張ったかわかりませんが、いよいよガットをつかむ部分が滑るようになってきたため、対策として部品交換を行いました。

経緯

振り返れば、バドミントンのガットは、お金の無い学生時代は自分で手張りで行っていました。手が痛くなるまで頑張っても、なかなかテンションを上げて張ることは難しかったですね。その後、アルバイトをするようになり、ある程度自分のお金が使えるようになってからは、お店でガットを購入する際に、一緒に機械張りをお願いするようになりました。

社会人になってからも、お店で張るようにお願いしていましたが、近くにバドミントンのガットを張ってくれるお店がないし、忙しくて行く時間も取れない。また、何故か試合前になるとガットが切れるということもあり、自宅で機械張りをしたいと思うようになりました。

現在は、いくつかガット張り機を購入できるメーカーがあるようですが、当時は、ヨネックスかゴーセンのかなりお値段が高いものか、あとはEAGNASぐらいしか選択肢がなかったと思います。その中で、EAGNAS社のFlex160というガット張り機を購入しました。

選択の基準は、壊れにくいものということで、なるべく単純な構造のものを選び、分銅式、固定クランプ無しのタイプで、2009年の時点で運賃込みで30000円以下でした。

Flex160購入以降、11年に渡り一本もラケットが折れることもなく、単純な構造だけに故障も不具合もなく、私のバドミントンライフに貢献してくれていました。結果的に、200mロール2本は使い切ったので最低40本は張りました。単品のガットを何本張ったかは覚えていないですが、50本以上は間違いなく張りましたね。

しかし、さすがに10年以上使用していると、最近ガットをつかむ部分が滑るようになってきました。騙し騙し使用していましたが、先日BG66アルティマックスを張っていると、このガットは滑ってしまってテンションをかけられなかったので、対策をとることにしました。

ストリンググリップについて

説明書を見ると、ガットをつかむ部分は、ストリンググリップと呼ぶそうなので、以後そのように呼ぶようにします。

ストリンググリップが滑る理由として、油分や、ごみの影響があるかもしれないと思い、取り外して、分解してみました。

すると、ガットを挟む部分の色が、周囲と違っています。写真ではわかりにくいかもしれませんが、長年に渡りガットを挟み続けていたため、削れて凹凸が無くなり、つかむための摩擦が少なくなってしまったように思えます。

単純な構造にしたため、壊れたところは無いけれど、ガット張り機としては、ここが寿命になるのか、と感じました。

元は取った気もするので、買い替えも検討しましたが、駄目なのはストリンググリップ部分だけなので、ここだけの単品部品購入ができるのか、EAGNAS社に問い合わせたところ、部品購入Okとのこと。しかも、現状は在庫もあるとのこと。お値段は送料込みで約7000円。

自分でストリンググリップの金属表面を荒らしてみる等の対応も考えましたが、ガットに傷がつくようになっては、意味がないし、追加7000円であと10年使用できるなら、それでいいかと思い、購入をお願いしたところ、4日程度で到着しました。

新旧のストリンググリップの比較です。左側が新品です。

挟む部分の金属の処理が違いますね。旧は塗装をしていたのに対して、新はサンドブラスト加工をしたのかな?よくわかりませんが、摩擦は大きそうです。

早速付け替えて、ガット張りをしたところ、BG66アルティマックスを25ポンドで張っても、全く滑らず、張ることができました。感触として、これまでよりもテンションが高い感じがします。滑っていたのに気が付かず、テンションロスしていたのかもしれません。

最後に

10年間使用していたガット張り機ですが、部品交換により更に頑張ってもらえそうです。

また、単品部品購入に応じてくれたEAGNAS社にも感謝です。

 

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