少し前から、アウトドアの世界では、撥水系のインナーというのが出てきています。
体から出た汗を肌から離して、汗冷えを防ぐという考えで、撥水インナーの上には吸水速乾性のウェアが必要です。
今回は、撥水系インナーで藤和のドライショートスリーブというのが、コストパフォーマンスが良かったので、お勧めしたいと思います。
経緯
私が、一番最初に入手した撥水系インナーは、ファイントラックのスキンメッシュです。最初に来た時は快適さに感動して、山スキー、登山、カヤックあらゆるスポーツで着用していました。
性能は折り紙付きですが、汗かきの私には不満が3点ありました。
・1点目。薄くて軽いのだが、薄すぎて取り扱いがデリケートすぎる。脱ぐとき、少しいい加減に脱いだりすると、破けてしまう。私の場合、2着破った経験有。
・2点目。軽いのに暖かいのだが、暖かすぎて、夏はつらい。着るだけで汗をかく。
・3点目。撥水効果は抜群だが、発汗量が多すぎると吸水速乾ウェアーが処理しきれず、肌に張り付いて冷える。これは、薄すぎるのが原因。
1点目以外は、季節と用途を選べば問題ないので、愛用していたのですが、たまたま山小屋で一緒になった人に、類似商品があるので、試してみたら?と勧められました。
ミレー ドライナミック
勧められたのは、ミレー ドライナミックです。
含水しないポリプロピレンが主原料で、汗を上の吸水速乾のウェアに処理させる考えはアクティブスキンと同じだが、ドライナミックの網のかさがそれなりにあるので、吸水したウェアが肌に接しにくく冷えにくいというのが売り文句です。
網目上だが、アクティブスキンより頑丈そうで、隙間があるのでそれほど暖かくなさそう。更に張り付きによる冷えもなさそう。これは、確かに私が感じていた3点の不満が解消されていそう、ということで購入直前までいったのですが、類似品が出ているのを発見して、安さからそちらを購入してしまいました。
藤和 ドライショートスリーブ
購入したのは、藤和のドライショートスリーブです。
見た目は、ミレー ドライナミックと全く一緒で、値段は約半額です。材質としてドライナミックが保水しないポリプロピレン比率66%に対して、こちらは55%となっていますが、それほど影響は無いと判断。
サイズはフリーサイズしかありませんが、伸縮性もあるし、私は174cm、65kg程度と一般的な体形なので、大丈夫なはず。また、長袖がありませんが、元々年間通じての使用なので、半袖前提のため、問題なし。他の方のレビューも概ね好評なので、購入しました。
使用した感じとしては、非常に良いです。
アクティブスキンと比較すると、若干の締め付け感はありますが、来ているうちに慣れます。
あとは重さですが、アクティブスキンが45gに対して、ドライショートスリーブは141g。普通の化繊のTシャツが120gなので、それをどう捉えるかは各自の判断ですね。
結果として、頑丈(軽さとのトレードオフ)ですし、ほどほどの暖かさ(若干の保温性有り)、張り付きによる冷えは激減。というわけで私の不満3点はクリア。
というわけでお勧めです。
なお、2019年1月時点で、藤和のHPでは、廃盤予定商品と記載されていたので、急ぎ色違いで追加購入してしまいました。
最後に
こうなると、本家のミレー ドライナミックも試してみたくなります。機会があれば購入してみたいのですが、結局色々購入して、最終的にはかけた費用が増える、というありがちなパターンになりそうです。
なお、私の場合は、バドミントンでも愛用しています。
登山関連の人には知られているだろうけれど、それ以外のスポーツでの使用も快適!というのを紹介したく、カテゴリーとしてバドミントン枠での紹介となりました。
冬の休憩時での汗冷えに対する効果は抜群ですので、本当に一度お試ししてもらいたいです。見た目はアレですが。