今回の記事は、競技用の自転車ではない、俗にいうママチャリの話です。
家族の通学用の自転車についてどうしようか、考えていました。
ツーリング用のクロスバイク(Gios)があったので、泥除けとカゴをつければいいだろう、と思っていたのですが、学校の自転車置き場では、風で自転車が将棋倒しになっている、とか聞くと、頑丈な自転車にした方が、気兼ねなくていいだろうとの考えに至り、俗に言うママチャリを購入することにしました。
早速、近所の自転車屋を回ったのですが、最近のきちんとした自転車は高いんですね。少し足せばクロスバイクが購入できるものがたくさんあります。
譲れないところは、暗くなってから乗ることも多々あるので、ハブダイナモ付きのライトと、ギアが外れにくい内装ギアであることです。
そのような中で、我が家が選んだのは、アサヒサイクル株式会社 のパンクしないタイヤ t-チューブがついている自転車でした。
パンクしないタイヤと、t-チューブ
アサヒサイクル株式会社は、全国チェーンのサイクルベースあさひ(株式会社あさひ)とは違います。双方ともに大阪の会社ですが、株式会社あさひは、昭和24年設立。対してアサヒサイクル株式会社は昭和61年設立です。私は混同していました。
アサヒサイクル 株式会社の売りの一つとして、パンクのしないタイヤというのを大々的に謳っています。
一言でパンクといっても、色々なパンクの仕方があります。
私は、MTBとロード、両方乗っていますが、それぞれのパンクの原因は違います。
経験上、MTBはほぼリム打ちのパンクです。空気圧が低いため、リムがチューブを挟んでパンクしてしまうモードです。二箇所穴が開くのが特徴で、蛇が噛んだ後にもみえるのでスネークバイトと呼ばれることもありますね。空気圧を上げれば、このモードはなくなるのですが、そうするとグリップが悪くなります。MTBでは、チューブレスタイヤにしてからは、パンクがなくなりました。
対してロードはタイヤが細く、空気圧が高いこともあり、パンクのモードは、異物による貫通が多いです。対策は、貫通しにくい頑丈なタイヤにするしかないですが、そうすると重量も漕ぎも重くなる。これはどちらを取るかということになります。
通勤、通学用の自転車は、空気圧が適切ではないための道路の段差でのリム打ち、若しくは金属片等による貫通によるパンクのどちらもありえます。
これらのパンク対策として、これまで取られてきたのが、チューブ内に空気の代わりにウレタンを入れたり、タイヤゴムの厚みを厚くしたりしていました。
これらのデメリットとしては、重くなってしまうことです。ただ、考え方次第ですが、私は通勤通学用自転車で少々重くなろうが、パンク自体を回避できるのならば、これらは有りだと思っています。
従来のパンク対策に対して、アサヒサイクルの対策は、ゴムチューブの代わりにクローズドの硬いチューブを入れることにより、パンクを100%防ぎ、なおかつ軽量にした、というのが今回購入したt-チューブです。
その他のメリットとしては、閉じられたチューブなので、一切空気圧管理の必要がない、ということが挙げられます。1ヶ月以上使用していますが、空気入れずに問題無しです。
逆にデメリットは、ゴムチューブと比較して衝撃吸収性が弱いです。ただ、ロード等に乗り慣れている私には、許容範囲ですね。あとは、まだ経験していませんが、タイヤの寿命が来た時に、交換がどの程度手間がかかるかですかね。一応、お店の説明では、タイヤを変えるだけなのですぐできるとは言っていましたし、カタログでも簡単交換とは記載してありますが、これは実際にやってみてから改めて報告したいと思います。1年後くらいでしょうか。
アサヒサイクル プロテクティア
アサヒサイクルのt-チューブがついている自転車は、プロテクティアというシリーズです。
前項でt-チューブは衝撃吸収性が弱いと書きましたが、それに対応するためフレームをより強固にしているそうです。t-チューブの概念自体が気に入ったので、t-チューブ自体を購入して、他の自転車につけてみたいと店員さんに言ったところ、フレームがそれ用に作られていないとダメと言われてしまいました。
フレーム以外のところで、タイヤリムもステンレスで頑丈になっているところが安心できます。
あとは、譲れないところのハブダイナモのLEDライト(Panasonic製)、内装3段変速がついています。
最後に
ただでさえ、自転車通学は事故などが心配です。
事故回避のため、自転車の整備をきちんとしないといけないのですが、空気圧チェックをせずに、パンクしないというのはそれだけでストレスが少し無くなる気がします。
値段はそれなりにしましたが、1ヶ月半使ってみて、購入して良かったと思っています。
今の所、かなりオススメです。