今回、ロード用タイヤを700X23cから乗り心地をよくするため、25cに変更しました。その際、前後ともタイヤをかえました。
・フロント Continental グランプリ4000S II
・リア Panaracer Race A EVO3 ブルー
を使用していたのですが、改めて使用後のタイヤで比べてみました。
経緯と状況
これまで、タイヤはContinental派でした。グランプリ4000s2を4〜5本使用しており、グリップ、耐パンク性、耐久性ともに満足していました。
そんな時、友人から、色が気に入らないという理由で殆ど未使用のPanasonic RaceAを格安で1本譲り受けたので、リアで使っていたグランプリ4000s2をフロントに移し、リアにはRaceAを導入し、しばらく使用していました。
今回、タイヤもそろそろダメになってきたと感じたので、25cに入れ替えを行いました。
タイヤの状況
Continental Granprix 4000S2
4000s2には、インジケーター(小さい穴)があり、タイヤの限界がわかります。今回は、リアで使用後フロントに回したこともあり、インジケーターがぎりぎり残っているくらいです。ヒビもかなり出ています。
また、サイドの部分からほつれ糸が出ている状況ですので、交換しないとトラブルになる状態です。
Panasonic RaceA evo3
RaceAはインジケーターがありませんが、タイヤの形としては台形になってきており、ゴムのヒビも出ています。ビード近辺も切れており、こちらもそろそろまずいかな、という状況でした。
タイヤ比較
使用後のタイヤを比較すると、持ってみて明らかに、4000s2の方が、ゴムが厚く残っています。ノギスで測ると4000s2の方が3mm、RaceAの方が2mmです。
また重量を比較してみると、4000s2は、224.5g、RaceAは206gと4000s2の方が重いです。
あれ?新品のカタログデータで比較すると、4000s2は205g、RaceAは210g。4000s2のカタログ重量って何??
・・・細かいところは置いておくことにします・・・
純粋に同じ距離で、同じ負荷を与えた状態での比較ではないのですが、RaceAの方が、4000s2よりゴムは薄いと感じます。思い起こせば、4000s2での貫通パンクは一度もありません。それに対してRaceAの貫通パンクは2,3回経験しています。耐パンク性能として、各社色々工夫はしていますが、単純にゴムを厚くするというのは、一つの対処方法なのでしょうね。
せっかくなので、それぞれのタイヤを切って、切断面を確認してみます。重ねて比較しています。上がRaceA、下が4000s2です。
やはり、感じていた通りに、4000s2の方が、圧倒的にゴムが厚いです。
RaceAの方はゴムの下に、耐パンクのための一層が茶色っぽく見えますね。
最後に
正直、このレベルのタイヤですと、乗った時の違いは、私レベルではあまり感じられません。少し軽いとか、転がりがいいとか、時にはいうかもしれませんが、多分フラシーボ効果です。
ただ、こうして比較してみると、メーカーの考える方向性というのがわかって、面白いです。
この2種類ならば、耐パンク性ならば、4000s2。少しでも軽い方がいいならばRaceAでしょうね。