仮想通貨 確定申告対策クラウド会計ソフト比較
昨年度の確定申告ですが、仮想通貨のトレードを行っていたこともあり、初めての確定申告かと怯えていたのですが、改めて計算してみると、確定申告免除範囲ということで、ホッとしていました。
しかし、今年度は、どうなるかわからないので、きちんと確定申告対応できるように帳簿をつけようと思い立ちました。
私の場合は、Macを使用しているということもあり、普及が著しいクラウド版会計ソフトを検討することとしました。
行いたいこととしては、明細の自動取得。特にクレジットカードのデータの自動取得は行いたいです。いちいち入力するのは嫌ですものね。
あとは、家事按分の設定。自宅で副業としてマイニング等行いますので、電気代、通信費等、家事按分は必要となります。こちらも一度設定すれば、自動で行なってもらいたいです。
毎月の費用仕分けを行なったら年末に確定申告用資料が作成され、確定申告時期が来たらe-taxで完了、というように、なるべく手間をかけずに完了させるというのが理想です。
現状、クラウド版確定申告ソフトとしては、
・弥生
・MFクラウド
・Freee
が3強といってもいいでしょう。それぞれのソフトについて、行いたいことができるか、またその時の費用はどれくらいかということを比較していきたいと思います。
弥生
1987年から発売を開始した会計ソフト弥生を販売している老舗会社のソフトです。
インストールするタイプとクラウド版がありますが、クラウド版は2014年販売開始、と出遅れた感があります。個人事業主向けとしては、青色申告用と白色申告用がありますが、白色申告版の方が、値段が安く、よりシンプルになっているようです。
ここでは、個人事業者向けの”やよいの青色申告オンライン”について比較します。
明細自動取り込み
主な銀行、クレジットカードを自動で取り込んでくれますね。私が使用しているところも漏れなく対応しています。ただし、電子マネー系はまだダメですね。でも、私は現状ほとんど使用しないので問題ないです。
その他、スマホやスキャナでレシートを取り込みも可能で、2016年に制定された電子帳簿保存法に対応しているため、紙の方は破棄可能です。
家事按分
できるとは記載してありますが、実際どのように行うのか、ルール化して設定できるのかなどは記載してありません。
e-tax
web版、ソフト版(windows)ともに対応済みです。
プラン、費用、その他
プランは無料、セルフ、ベーシックがあります。セルフとベーシックの差異は、電話、メールのサポートがあるかどうかの違いです。
現在セルフは初年度無料。次年度8640円。現状無料プランを選択する意味はありませんね。
ベーシックは初年度6480円。次年度12960円。
ネットで調べる限り、信頼の弥生、という反面、クラウド版については、少し速度等の面でもっさりしているとの評判があります。
初年度無料と、レシート取り込みには惹かれますが、家事按分のところがどのようになっているのかが気になります。
MFクラウド
2017/9にマザー市場に上場した株式会社マネーフォワードが販売しているクラウド会計ソフトです。家計簿ソフトのマネーフォワードと連携できるのが強みの一つですね。
明細自動取り込み
できます。しかし、HPを調べる限り、対象サービス3640件以上と記載してありますが、具体的な対象金融機関、クレジットカードはわかりませんね。
まずは無料プランでやってみろ、ということでしょうか。
レシートの取り込みは、MFクラウド経費という別サービスが必要のようです。
家事按分
詳細な考え方が、HP上に記載されています。このようなところは、非常にわかりやすくて素晴らしいですね。
MFクラウドでは、勘定項目、または補助項目毎に割合を設定可能です。
e-tax
ソフト版のみ対応可のようです。となると、macだけでは完了できません。
プラン、費用、その他
プランはフリー、ベーシック、電話サポート付きベーシックがあります。
フリーは、仕訳15件/月まで。チャットサポートは30日まで。
ベーシックは、800円/月、8800円/年。電話サポート以外はフル機能。
電話サポート付きベーシックは、17200円/年。
現在、ベーシックで1ヶ月無料で、確定申告ガイドブックが無料でもらえます。マネーフォワード等との連携も可能なので、使用している人にとっては、ありがたいでしょうね。
freee(フリー)
2012年に設立された会社のソフトです。仮想通貨との連携も、いち早く取り組んでおり、非常にやる気と勢いを感じ、好感をもちます。
明細自動取り込み
可能ですが、やはり対象サービスは明確化されていません。レシート取り込みはスマホを通じてできます。但し、スターターコースは取り込みが5枚までと制限されるようです。
家事按分
こちらも詳細なやり方が、HPに記載されています。自分でルールを決めて設定できます。
e-tax
対応可能です。Macでもwebから対応可能となっています。
プラン、費用、その他
プランは、無料、スターター、スタンダード、プレミアムの4コースがあります。
無料プランのデータ保存は、1ヶ月のみなので、実際に確定申告には使用できません。
スターターは980円/月、9980円/年。領収書取り込みが5枚/月まで。
スタンダードは1980円/月、19800円/月。領収書取り込みは無制限で、サポートも優先対応。プレミアムは39800円/月。こちらはちょっと高すぎますね。
freeeは、初心者でもわかりやすいと評判ですが、逆にこれに慣れると他の会計ソフトは使用しにくいという意見もあります。
最後に
比較したところ、ここはダメだな、というのは無いですし、クラウドサービスということで、どんどんアップデートが進んで、できなかったところができるようになっていくでしょう。
まずは、それぞれ無料版で試してみて、使い勝手がいいものを選ぶのが良さそうです。
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