エアコン用200V配線移設

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さて、前回までで隠蔽配管を取りやめるため、200V配線を移設することにしました。

200V配線の移設

まず大前提として、以下の作業は電気工事士2級以上を有していないと行ってはいけません。この記事は備忘録として、また資格を取得している方、若しくはこれから資格を取ろうという方のお役に立てばという意味で記載します。

さて、配線自体の移設は、露出配管であれば、線を延長すればいいだけなので、大した作業ではありません。しかし、それだと配線が剥き出しで見栄えがあまりに悪くなってしまうので、それは避けたいというわけで、配線を1階の天井裏を通す必要があります。しかし、人が潜り込める空間はなく、部屋の反対側、直線距離6m程度を通さなければなりません。

で、色々脳内シミュレーションをした結果、現状の配線を利用するのは、壁から天井に引き上げる必要があるため非常に大変そうなので、これまでの200V配線を捨てて、新たにブレーカーから配線することにしました。

その方が、天井裏をストレートに通しながら、途中の天井についている照明用の穴を経由できるため、通しやすいと見込んだためです。

さて、方針が決まったら部材の買い入れです。2m3芯ケーブルを15mとコンセント設置のための埋め込みボックスと防気カバー、コンセントカバーを近所のホームセンターで購入。コンセントは再利用します。しめて約6000円。

我が家のブレーカーからの配線は、風呂の点検口からアクセスできますが、まず第一のダウンライトまでの距離が4m弱。ダウンライトを取り外し、点検口から覗くとぼんやり光が見えますが、果てしなく遠いです。

いくら腰がある2mm3芯とはいえ、ケーブルだけで届く気がしない。そこで、家にある道具で何か使えないかと考えると、ありました。1.8mのイレクターパイプが2本、たまたまあるではないですか。

パイプを点検口から天井裏に持ち込み、2本連結し、ぼんやり見える光に向かって押し込みます。位置の微調整を繰り返し、ゴールであるダウンライト側からみると、無事パイプの先が近くに見えました。やったね!というわけで、イレクターパイプ内にケーブルを押し込み、ダウンライト側でキャッチ。

お次は、2m隣のダウンライトまで通したいのですが、やはりケーブルだけではなかなかうまくいかず、更に天井に空いている穴が大きくないので、イレクターパイプも通せず。さて、どうするかと考えた時に、以前使用したPF管の残りがありました。

これは、なかなかいいアイデアで、曲げやすく腰があるし、ケーブルも通しやすいというわけで、隣のダウンライトへも無事ケーブルを通せました。

さて、最後はコンセントの設置場所をどこにするかですが、外壁に面したところは、断熱材があるので、配線は通しにくいことが想定されます。そこで、エアコン設置場所近くの隣の部屋との垂れ壁に設置することにしました。

コンセントの設置ですが、埋め込みボックスというのを今回初めて使用したのですが、これは便利ですね。壁をはさんで止めてくれます。ボックスの形をカッターで地道に石膏ボードに切り込みを入れ、穴を開けます。そこから配線を引っ張り出し、コンセントへ配線します。

ブレーカーのところは、今回初めて触りました。200Vのブレーカーを忘れずに落として、古い配線を取り外し、新しい配線を点検口から引き回して接続します。アースも忘れずにですね。

さて、最後に電圧が200Vきているか、コンセントをテスターでチェックして完成です。

配線が終了した旨、ビックカメラに連絡し、無事エアコンの設置となりました。

なお、エアコンの配管は特殊な太さの配管が配置されていて、当初の工事費用では収まらなかったとのこと。更に、隠蔽配管で計上されていた費用はバックされたので、持ち出し部材費用はなくなり、結果オーライということになりました。

撤去したエアコン跡の処理

最後に、撤去したエアコンの跡ですが、配管跡の穴も非常に大きく、壁紙も汚れてしまっています。何より配管跡から風が入ってきて寒いです。

壁を剥がして入れ替えようかとも思いましたが、手間がかかりそうなのと、きれいにできる気がしないので、穴はビニールとテープで塞ぎ、少し見栄えのいい板を貼って、良しとしました。モニュメントとかをかざれば、おしゃれと言い張ることもできるかなという目論見です。

なお、コンセントは撤去して、カバーで塞ぎました。

今後、家のリフォームをする機会があれば、まとめて行うことにします。

最後に

紆余曲折ありましたが、無事予定通りエアコン、エコキュートとも設置できてよかったです。あとは、補助金が払われるのをしっかり確認したいと思います。

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Posted by ウィラ