アナトミックシャローハンドルNITTO M106NAS導入
私のロードは20年前に購入したものです。コンポーネントは壊れたタイミングで新しいものに入れ替え、サドル、ホイールも入れ替えて乗ってきましたが、ハンドルは変更していませんでした。
しかし、以前のようにレースも出なくなり、通勤とツーリングのみに使用していると、シャローハンドルで設定している前屈みの姿勢は必要ありませんし、それを維持するのもしんどくなってきました。
そこで、ハンドルを変えてみることにしました。
購入部材選定
ハンドルは、完成車についていたNITTO B105RD 420mmを使用していました。ハンドルバー径は25.4mmです。
現在のハンドルバー径は26.0mm、若しくは31.8mmまで太くなっています。
軽さと強度を求めてなのでしょうか?25.4mm径のハンドル自体、探すのが難しくなってきました。
そこで、ハンドル径を変更して26.0mmのものを選ぶことにします。となると、ステムも気にする必要が出てきます。径が違うとは言っても、0.6mmの違いなので、大丈夫な気もしますが、私のステムは、オープンタイプではないので、ハンドルを知恵の輪みたいに入れないといけません。そうすると、入らない可能性もありますし、やはり安全性を考慮し、ステムも変更することとします。
ステムのフォーク径も、1インチ(25.4mmφ)でした。現在主流は1-1/8インチ(オーバー規格28.6mmφ)なので、こちらも1インチのステムを探すのが大変なので、スペーサーで対応することとします。あとは、ステアリングキャップもオーバーサイズ用にしないといけません。
以上を考慮して部品選定を行いました。
ハンドル NITTO M106NAS 400mm シルバー
ハンドルは、26.0mm径でシルバーで、信頼性があって、そこそこの値段となると、NITTOになりました。アナトミックシャローのM106NASです。
上部は手を置きやすいように水平になっており、ケーブルを通すところに凹みがあります。
中央部は焼きを入れて、強度を高めています。
シャローハンドルと比べると、形が違うのが一目瞭然です(右側がアナトミックシャローM106NASです)。
前傾姿勢が抑えられるようになっています。
日東 M106NAS 26.0mm ハンドル シルバー/400mm
ステム UI-87EX 100mm シルバー
ステムは、ハンドルと合わせて、メーカーを選びました。少し安いのもあったのですが、CNC削り出しで少しの値段アップということで、迷わずこちらです。
上側がこれまでのステムです。たくさんの汗を浴びながら頑張ってきてくれたため、あちこちサビが浮かんでいます。きれいにサビを落としてあげようと思います。20年間お疲れ様でした。
そして、CNC削り出しのステム。なんと美しいこと。これが、8000円弱で購入できるとは、格安と思ってしまいます。これを見ながら、酒が飲めますね。
その他
スペーサーとして、TIOGA ステアリングコラムを購入。こんな感じで使用していきます。
あとは、オーバーキャップ(左側がこれまでの1インチ用)。色で選んだだけなので、ここは気分で変えようと思います。
組み付け
さて、いよいよ組み付けですが、ここは単純にステムとハンドルを入れ替えて、レバーとワイヤーケーブル、バーテープをつけていきます。特に苦労することもなくできましたし、ネット上に様々な記事もあるので、過程は割愛します。
私は、このタイミングで、ブレーキ、シフターケーブルも全て変えたので、結局1日仕事になってしまいました。
乗ってみた感想としては、ずいぶんポジションが楽になりました。
あとは、長距離走ってみて、微調整を行います。結局、100kmくらいのロングライドしないと、細かいところの調整はわからないと、私は思っています。
最後に
今回、ハンドルを変更してみて改めて思ったのですが、自転車パーツの規格変更は、ユーザーフレンドリーではないですね。昔の規格は部品が購入しにくくなり、余計なスペーサーなどで対応。対して、今回のような25.4mmから26.0mmへの軽微な変更の機能的優位性は殆ど無いと感じます。
規格変更によりパーツを売りたいのか、何らかの作りやすさがあるのか。いずれにしてもメーカー都合ですよね。
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