登山靴新調。スカルパ ZGトレックGTX

登山

登山靴を新調しました。これまでは、スカルパのクリスタロを履いていましたが、今回は同メーカーのZGトレックGTXにしました。

経緯

私の登山靴の経歴としては、最初はメーカー不明の軽登山靴を使用し、これであちこちの山を行っていましたが、すぐ駄目になってしまいました。そこで、ICIスポーツに行き、AKUという会社の靴を勧められて購入しました。

しかし、これが私にはサイズから何から合わなくて、膝が痛くなったり、靴擦れができたりで大変でした。それ以降、お店の人の意見は聞くとしても、まずは自分の感覚を重視するようにしようと思いましたね。2年くらい、履きこなすためにインソール替えたり色々努力はしましたが、最終的には嫌になってしまい、自分の感覚のみを信じて、スカルパのゼログラビティ65を購入。

これは、私にはサイズから何からドンピシャで、日帰り登山から、幕営装備を背負っての北アルプス縦走など、あちこち行きました。登山の楽しさを実感させてくれた靴でしたね。

しかし、残念ながら、ソールがすり減ってしまい、使用危険と思われるようになったので、次の靴としてスカルパのクリスタロを選択。この時は、同メーカーの少し硬い靴にした方がいいのかな、くらいの感じでしたが、これも今一私には合わず、長丁場の下りでは、右足の中指を中心とした痺れが発生。インソールを市販のものに替えたり、衝撃吸収するような板を入れたりしましたが、どうもしっくりこない。

ネットで調べるとモートン病と同じような症状になっているので、このまま履いているとまずいだろうな、と思い登山靴の変更を考えていたところ、スカルパからZG(ゼログラビティー)が新たに発売されるということで、様子を見に行き、試し履きして、こりゃいいということで購入してきました。

クリスタロとの比較

まず重量ですが、同じUK8、インソール無し、片足で測定すると、ZGは607.5g。

クリスタロは708gです。

双方ともに使用後なので、厳密には、ソールの摩耗状態、土の付き具合等で少しは変わっていますので、参考程度ですが、100g近く違います。

インソールを比較したところです。下側がクリスタロ、上側がZGのインソールです。クリスタロの方が足先の方の幅が若干大きくなっています。

しかし、履いた感じとしてはZGの方が足先のボリュームがあり、履いていて楽です。並べてみるとわかりますが、ZGは高さ方向でボリュームを稼いでいるということでしょうね。

あとは、履いた感じ、ソールの硬さはZGの方が柔らかいです。

幕営装備を担いで、岩場を歩くのならば、ソールが硬い靴の方が楽だと言われていますが、現状、一般ルートを歩くのならば、ソールの硬さはそれほどメリットが無いのではないかと私は感じています。幕営装備の重量も、どんどん軽くなっていますし、登山道の整備も進んでいるためです。ソールが硬いと、総じて靴の重量も増え、疲労も増えますしね。

そのため、今回ソール柔らかめが希望でしたので私にとっては問題ありませんでした。

さて、早速軽めの登山(尾瀬 鳩待峠→笠ヶ岳ピストン)に使用してみましたが、いやー快適でしたね。懸念の下りも痛みが出ず、問題無しです。あとは、幕営装備を背負ってどうなるかですね。

しかし、このルート、至仏山からの分岐以降は、人がほとんどおらず(すれ違ったのは一人のみ)、静かな山行を楽しめました。ただ、登山道はぬかるみが多く、新品の登山靴が1回で泥だらけになってしまったのが悲しいです。

登山靴は、自分に合うのを見つけるのが大変ですよね。ZGトレックGTX、良さそうなので、気になった方は履いてみてください。

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Posted by ウィラ