3Dプリンター MP select miniの印刷精度を確認

3Dプリンター印刷

前回記事で、ボルトとナットを印刷しましたが、設計値通りに印刷されていなかったので、今回、どれだけの印刷精度があるかを確認しました。

印刷精度の確認

印刷精度を確認するため、下図の形を寸法違い(2cm、5cm、8cm)でPLAで印刷しました。

そして、印刷物の寸法をノギスで測定しました。

幅(mm) 厚み(mm) 直径(mm)
設計 実測 差異 設計 実測 差異 設計 実測 差異
2cm① 20 20.25 0.25 5 4.8 0.2 10 9.4 0.6
2cm② 20 20.25 0.25 5 4.8 0.2 10 9.4 0.6
5cm 50 50.25 0.25 5 4.8 0.2 30 29.5 0.5
8cm 80 80.3 0.3 5 4.8 0.2 50 49.5 0.5

結果、印刷精度としては、0.2〜0.6mmとなりました。

詳しくみていきます。

・繰り返し精度 同じものを2回印刷しましたが、同じ寸法のものが印刷できています。装置の繰り返し精度は問題なさそうです。

・外形寸法 幅方向の印刷精度は5cmまでで0.25mm大きくなる結果になりました。一度固定されれば、広がることはないのでこれが実力のような気がします。

・高さ方向 幅方向とは異なり、0.2mm小さくなる結果となっています。厚み方向は収縮の影響を受けやすいのかもしれません。今回は、PLAの結果ですが、他の材質ならば、また値は違ってくる気がします。

・直径 これはノギスで最も直径が大きくなるところを測定しているため、もっとも誤差が出やすいところだと思います。それでも小さくなる傾向は間違いないと感じられる結果です。正直、外形寸法との違いをどのように考えるべきか判断しかねるところです。

最後に

今回の結果から、精度は最大0.6mm程度となりました。うーん、想定よりは大きいですね。

外形に関しては、設計より0.2mm程度小さくすれば、合わせられそうですが、それ以外はかなり難しそうです。その程度の精度と考えて使用して、必要に応じ研磨なりで対応した方が良さそうです。

材質の違い(ABS)での精度も確認してみようと思います。