3Dプリンター印刷 ホットエンド代替用台座

3Dプリンター印刷

3Dプリンターで印刷を行いました。

最初に印刷するものは、ホットエンド代替品の台座です。

MP select miniは安くて、使い勝手もいいのですが、完成品ということもあり、部品が壊れた時に、サードパーティーの部品がありません。

そこで、有志の方々が、3Dプリンターで代替部品を作り、それを公開してくれています。素晴らしい試みですね。ここら辺のことは、下記webに詳しく書かれています。
REVIEW: MONOPRICE MP SELECT MINI 3D PRINTER
MODDING THE MONOPRICE MP MINI PRINTER
この中に、まずはこれを印刷しておけ、という言葉に従いE3D V6ホットエンドを使用できるようになる台座を印刷してみます。

ホットエンド台座の印刷

図面ファイルをwww.thingiverse.comから取ってきます。stlファイルになっているので、Curaに取り込みGcodeファイルに変換します。(詳細は過去記事参照)

https://do-them-yourself.com/3dprinter/soft/cura/

PLAとABS両方作成してみました。温度から考えると少なくともABSがいいと思いますけれども、お試しです。

結果は、下の写真をご参照ください。見事に完成です。左側の緑がABS、右側のピンクがPLAです。

一見きれいにできていますが、ABSの方は層間に亀裂が入っています。密着性が悪いようです。

ヒートベッド(3Dプリンターの下のステージ)の温度は上げているのですが、印刷された部分と新しく印刷した部分の温度差があることから、生じている現象と推定します。

印刷した部分が冷える前に次の部分を早く印刷する方法を考えないとなりません。

これよりヒートベッドの温度は上げられないので、室温を上げるか、本体を囲むか、スライサーソフトの設計でなんとかするかですかね。

この部分は、ABSを使いこなすための今後の宿題としようと思います。

印刷後に調整した部分

実際に、数回印刷した段階で、使い勝手で改善したいところが出てきました。

プリンターに、最初からステージ表面についている紙は、表面がかなりザラザラしており、非常に食いつきがいいです。

しかし、食いつきが良すぎて、実際の印刷物がはがれずに困りました。

無理やり剥がしていたら、ステージ部分まで傷んでしまいそうですし、せっかく印刷したものも壊してしまうかもしれません。

そこで、従来から付いていた紙は、剥がしてしまうことにしました。

強力な両面テープでついているので、たまたま家にあったシール剥がしできれいに取ってしまいました。

そして、評判の良い3Mマスキングテープ343を貼り付けます。

その結果、印刷(PLAのみ使用)は、問題なし。テープ剥がしカッターを使用することで、ステージも印刷物も傷つけずに取ることができました。

これで、快適に印刷ができます。

さーて、次は何を作ろうかな?