3Dプリンター ABS印刷への道 最終編 3Mプラットフォームシート3099AB

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ABS印刷の最適条件出しを行っていましたが、前回まででおおよそ満足できる結果となりましたが、評判が良い3Mプラットフォームシートを使用比較したくなり、購入してみました。

前回記事はこちらです。

3M製 プラットフォームシート3099ABについて

3Mから発売されている3Dプリンター用のフォームシートです。印刷中は樹脂をがっちりキャッチし、印刷後は簡単にはがせて、複数回使用も可能。対象樹脂はABSとPLAということで、アマゾンでのレビューも総じて良好な結果です。

実際届いたものをみると、しっかりした厚手のシートです。表面はツルツルで、これで、本当に樹脂をしっかり接着することができるのか、不安になってしまいます。


大きさは210mmx180mmの3枚組のを購入しました。

設定と印刷結果

大きさは210mmx180mmということで、MP select miniのステージ120mmx120mmには、大きいので切って使用します。

もちろん貧乏性の私は、1枚から複数回使用できるように切り出せないかを考えて切っていますよ。

貼る時は、それほど気を使わずとも、貼り終わった後に、空気を追い出すようにしてあげれば、きれいに貼れます。スマホの画面保護シート貼りに比べれば、余裕です。

さて、実際のABS印刷の結果ですが、驚くことにBrimをつけて印刷するだけで、印刷可能です。ただ、やはり収縮の影響で少し浮いてしまいます。


これくらいですが、わかりますか。精密なものを印刷するには不安ですが、小さいもの、大雑把で良いものならこのままで使えそうです。

なお、Brim無しですと、私の環境ではダメでした。

2回同じ場所で印刷してみましたが、問題なく印刷できていますし、PLAもそのまま印刷できます。

あとは、何回くらい使用できるかの耐久性ですね。

前記事のホウ酸ガラスの方が反りはありませんが、せっかく購入したものですし、糊を塗らなくても印刷できる手軽さもありますので、まずこの1枚がどれくらいもつのか試していこうと思います。

最後に

ABS印刷をするのに、少額ながら追加投資して色々試してみました。

3Mプラットフォームシートは貼ればよいだけですので、お手軽です。うまく印刷できない人は試してみる価値はあると思いますよ。

ようやくABS印刷もできる目処が立ちましたので、これからは実際の印刷の方に注力していきたいと思います。